ひのひかり通信

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旅行記や買ったもの、就活回顧録など思ったことを徒然なるままに書いていきます。

【寝ながら四国へ】大阪南港→東予港オレンジフェリー2等寝台乗船記

先日の旅行で大阪南港→東予港のオレンジフェリーを利用する機会があったので、ここではそのときの記録を書いていこうと思います(2018年9月時点の内容なのでその点だけご留意ください)

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目次

 

はじめに

現代の日本には、飛行機や新幹線、特急列車に自動車、高速バス(夜行バス)や寝台特急など、数多くの移動手段があります。

2027年には東京(品川)〜名古屋をリニア中央新幹線の開業が控えているなど、より高速で移動できる時代が訪れようとしています。

そんな中、時速40km前後という決して速くはない速度で移動する乗り物が存在します。それがフェリーです(ジェット船は除く)

 

オレンジフェリー東予-大阪便について

乗船記に入る前に今回乗った船について簡単にまとめておきます。

船名:おれんじ7(大阪南港→東予港)

等級:2等寝台(他に2等指定・1等・特等室B・A・特別室があり、2等寝台は下から2番目)

値段:¥5,450学割運賃適用により2割引)

出発:22:00(平日は20:00、土日は19:30から乗船できます)

到着:翌朝6:00

備考:2等指定と2等寝台の価格差は¥1,000ほどで、2等指定が最も安く乗船できます

また、2等寝台の通常運賃は¥6,840ですが、学割以外にも割引はあります(併用不可)

「学割とかズルい!」と思った社会人の皆さん!!往復割引を適用させることで3割引(2018年9月現在)となるので都合が合うならぜひ往復で乗りましょう!!(私は帰りは瀬戸大橋渡りたかったので片道のみでしたが……)

※値段は今後変わる可能性があるので詳しくはホームページを見てね。

※2018年12月6日から色々と変わるようです→新居浜-神戸 « お知らせ

 

大阪南港へのアクセス

大阪南港へはニュートラム大阪市高速電気軌道南港ポートタウン線)のフェリーターミナル駅から歩いて行けます。

ここから大阪南港へは階段を降りて改札を通り、左側に進むと着きます(海側に行けばOK)

潮の香りが印象的でした。

この道をひたすら進むだけ。雨でも濡れることなく行けます。

不安な方は公式ホームページを見ると間違いないです。

 

ニュートラムフェリーターミナル駅へはこれに乗ってきました。小さくてかわいい。

これは途中で駅側に振り返って撮った写真。

こういう奥行きのある写真が好きでつい撮ってしまいます(笑)

しばらく進むと建物に到着し、入口付近(確か)には運航状況が書かれていました。

普段フェリーに乗らないので運""状況の文字だけでちょっとワクワクしました。

 

フェリーターミナルの様子

ここは大阪南港の1階です。

この階で乗船名簿の記入をしたり運賃の支払いを行います。

オレンジフェリーと書かれた乗船名簿に必要事項を記入します。

私は事前に予約をしたので乗船便の項にメールで送られてきた番号を記入しました。

空いていればその場で買うこともできるようですが、いつも空いている保証はないので近隣にお住まいでもない限り事前に予約されることをオススメします

運賃支払時に壬生川駅への無料バス乗車整理券をもらいました。

(この後急遽予定を変更したため船内の案内所にて今治駅行きの無料バスに変更しました)

 

大阪南港周辺

大阪南港周辺はハッキリ言って何もないです。

少し歩いた感じ飲食店は見当たらず、時間つぶしができる場所もありませんでした。

そういう意味では大阪〜大分航路などが発着するトレードセンター前駅周辺の方がいいかなぁ、と思います。 

 

私は今回初めて来たこともあり散策するだけで楽しめましたが、また利用することがあればそのときは別の場所で時間調整など行うと思います。

ちなみに何かあるとしたらセブンイレブンくらい。

船内にもレストランや自販機はありますが、もし船外や港付近で買い出しをするとしたらここになると思います。

特にやることもなかったので沈みゆく太陽をバックにフェリーターミナルを眺めていました。

こういう風景を見ると一眼カメラが欲しくなる……。

というわけで戻ってきました。

 

乗船開始まで

黄昏時の空とオレンジ色に灯る大阪南港フェリーターミナルの文字がマッチしてとても好きな雰囲気です。

停泊中の船は確か新門司港行きだったと思います。機会があれば九州もまた行きたい……。

乗船口付近の様子です。

飛行機の待合室を彷彿とさせる雰囲気でした。

19:30になり、乗船開始の放送がかかったので早速船内に向かうことにしました。

土日は乗船開始時間が30分早いです。

ここから外に出てフェリーに向かいます。

④は何だったんだろう??最初の文字は「新」っぽいし新門司港??

船へ続く道。ゲームの世界ならこの先にボスが待ち構えてそう(?)

 

右側には灯りに照らされた港が、鼻には潮の香りが広がり、いよいよ船旅が始まるんだということが実感できて気分が高まりました(夜行のフェリーはこれが初めて)

分かりやすく看板に矢印が書かれています。

今更思ったけど「オレンジフェリー」の字体がなかなかイカしておられる……。

デカイ(確信)

自分の中で船といえば宮島フェリーのイメージが何となくついてたので大きさにちょっとビックリしました。

車やバイク、さらには荷物を載せたトラックと一緒に四国に行けるような船ですからそりゃ大きいわけだ……w

車やバイクで四国に行きたいけど夜は寝たい!でも移動したい!って方には最良(というかそれができる唯一)の移動手段かも。(フェリー自体はいくつか航路があるけど)

ここから本日の宿に乗り込みます。

 

船内の様子

?!

乗船早々エスカレーターが出迎えてくれました。

エントランス

?????!!!??!?

え、何ここは……(困惑)

 

雰囲気は一昔前の豪華ホテルみたい……いや豪華ホテルに泊まったことないけど。

この後自分の泊まる2等寝台の部屋へ……と、その前に人の少ないうちに船内を散策することに(建前)

部屋が分からずしばらく船内をウロウロしていました(現実)

 

2等指定

↑ここが2等指定。このオレンジフェリーで1番安く乗船できる席です。

鉄道に例えるなら寝台特急サンライズエクスプレスのノビノビ座席の仕切りがない版、でしょうか……?

 

初めはここにしようと思っていましたが、初めての夜行フェリーだったということや確実に電源を確保する必要があったことなどから1000円程度追加で払って2等寝台を選びました。

結果的にはそこまで混んでいない様子でした。

 

繁忙期はちょっと大変そうですが、閑散期ならこっちの方が開放感があって快適かもしれません。

まぁ繁忙期でも横になれるという圧倒的なアドバンテージがあるため夜行バスより良い眠りができると思います。

 

2等寝台

2等寝台の一部は少し奥まったところにあります。

このフォントが何とも良い味出してやがる……。

ここが本日の宿、2等寝台です。

なんてことはない、普通の二段ベッドです。

この部屋にはこれが4セットあり、最大8人で過ごすことになります。

カーテンで仕切られるため自分は全く気になりませんでした。この日は室内に4人いて、各二段ベッドの下段に寝る形になりました。

 

これは余談ですが、偶然同じ部屋になった方と話す機会があり、フェリーの中ではビールとおつまみをご馳走になりました。

ここでは詳細は省きますが、四国に着いてからも色々とお世話になりました。ここで言っても仕方ないかもしれませんが、本当に感謝しています。

かなり珍しいパターンかもしれませんが、フェリーならではの出会いもあるのかもしれません。

2等指定と2等寝台の違い

せっかくなので指定・寝台の違い・そして私が2等寝台を選んだ理由についても書いておきます。とはいえ既に紹介してる部分も多いのでしてない部分だけ……。

まずはこれ、ちょっと分かりづらいですが2等寝台には1人1つコンセントがついています。

事前に調べた限りでは、2等指定はコンセントがある席とない席があるとかないとか書かれてた(実際は分かりません)ため、確実にコンセントのあるこっちを選びました。

 

また、寝台には船内で着られる浴衣があります。

おかげでその日の夜着る服を持ち込む必要がなくなり、荷物が多少軽く済みます

少しの差かもしれませんが、少しでも荷物を軽くしたかった自分には助かりました。

 

これらのことから寝台を選びましたが、その中で唯一困ったことがありました。

それは圏外になったこと。まぁベッドでスマホいじってないで寝ろってことですね。

とはいえ通信できないのは困る……。

 

……とは言いましたが、このフェリーには船内Wi-Fiがあるためロビーなどに移動すれば問題なく通信できます。

今回泊まった部屋は船の端にあり、Wi-Fiが届かなかったというわけです。 

ロビー・展望室

暖色を基調としたロビー。しばしの間、旅人から王侯貴族にクラスチェンジした気分になりました。

低い声で高笑いをしたい気分にもなりました。

そして橙色の螺旋階段をあがると……

ここで神でも降臨させるのか?!と思ってしまうような、神秘性のある空間が。

先ほどの下層とは異なり寒色を基調とした落ち着きのある空間です。 

夜中はここで某大学生集団が楽しげに大富豪(トランプゲーム)をしていました。

一方私は船内で知り合った方と歴史や芸術の話などで盛り上がっていました(!?)

ピアノも置いてありました。

階下にはマッサージチェアもありました(有料)

このオレンジ色の明かりがまた良い……。

語彙力がなさすぎてさっきから「良い」を酷使してるけどそのくらい好きです。

そういえば、大阪南港フェリーターミナルもオレンジ色の明かりでしたね。良い

 

船内で知り合った方に「初めてなら外に出てみるといいよ」と助言をいただき外に出てみることに。

デッキ

外のデッキに出てみました。

スマホのマニュアル撮影で撮ってみました。

海の上ということもあり夏でも涼しく、何も考えずに海や夜景を眺めることができます。

海が好きな自分としては本当にたまらない場所です。至福のひとときです。

眠くなるまでずっといようとも思いましたが、お風呂に入りたかったので入浴することにしました。

お風呂

お風呂!!もちろん中は写真撮れないけどよかった!!

移動中しながら全裸になるという貴重な体験ですが、フェリーの風呂こそが多分全乗り物の中で1番快適なのでは??と思います。

 

ちなみに寝台特急にもシャワールームはあり利用したことはありますが、シャワー数が少なく順番待ちをすることがあるという点や、結構高速で走るためかなり揺れます(それはそれで良い経験だったけど)

 

今回乗ったフェリーの浴室は基本的にはビジネスホテルやカプセルホテルにあるような浴場に近いと思ってもらえたらいいのかなとは思いますが、浴槽だけでなくサウナ水風呂もあり、不満な点はありませんでした。

 

ゆったり浸かってたらいつの間にか出港していました。w

船上で移りゆく海の景色や夜景を眺めながら入るお風呂、ほんと素晴らしいひとときでした!!

 

このあとは浴衣に着替えて展望室で翌日以降の計画を立て、その後ベッドで寝ることにしました。この日は大阪で色々あって割と疲れてたみたいですぐ眠れました。

ちなみに船内は瀬戸内だからなのか偶然波が穏やかだったのかは分かりませんが、全然揺れませんでした。5000円ちょいでこんな良い思いしていいのか?!と思うくらいでした。

翌朝

朝5:30に船内アナウンスがかかり、目が覚めました。

ほどなくして再びデッキに出てみると陸が目の前にあり、フェリー旅の終わりが近いことを察しました。

船から眺める四国の街並みと山々というのもなかなか良かったです。

それにしてもこの空間やべえよ……。

 

東予港到着&下船

到着予定時刻に6:00に東予港に到着しました。

この日は夜中の1:00〜早朝5:30と4時間半ほど眠りましたが、夜行バスや寝台特急とは段違いの快適性で、このときは少し眠かったですが夜行にありがちなだるさはほとんどありませんでした

建造からしばらく経つ船とのことでしたが、ボロさを感じることはなかったです。

最近新造船が就役したらしいので是非そっちにも乗りたいです。

 

このあと私は今治駅行きのバスに乗ることにしました。事前に乗車整理券をもらうことで無料で行けるので助かります(松山行き以外は無料らしい)

バスが出発するまでの間、ここからトラックの荷台が降ろされていく様子を見ることができました。

程なくして今治行きのバスが出発し、東予港をあとにしました。

ありがとうオレンジフェリー!!

 

おわりに

以上で初めてのフェリー乗船記は終わりですが、個人的にかなりオススメできる乗り物だと感じました。

新幹線や特急、飛行機であればあっという間に着くとは思いますが、早さを求めずゆっくりと旅行をするのも非日常が味わえて良いのかなと思いました。

また、この航路に関しては夜寝ながら移動できるため時間の有効活用もできて、しかもビジネスホテルに泊まるような値段で乗ることもできるため、非常にコスパが高い乗り物だと思います。

 

フェリーは全国各地にあるわけではなく航路も限られますが、もし機会があれば検討してみてはと思います。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました!! 

 

 

 

 

↓フェリー以外にも四国旅の様子を順次追加してるのでもし興味があればコチラも!